チャンスが無い所に、人は集まらない

2017年7月23日

チャンスが無い所に、人は集まらない

文化放送(ラジオ)の番組「おはよう寺ちゃん活動中」という番組の、平成29年7月10日放送の中で上念司氏が明快な回答を色々出していました。

早口で、明快で、内容が濃く、文字に起こした方が理解しやすいと考えまして、そのラジオでのやり取りは、文字に起こしてみました。

寺:寺島尚正(パーソナリティ)

上:上念司(経済評論家)

寺:

減少幅は過去最大、人口減少が生み出す問題

総務省、先週水曜日、住民基本台帳に基づく今年1月現在の日本人の人口、前の年より308,084人減少し、125,583,658人だったと発表しました。減少幅、現行の調査開始した1968年以降で最大です。

出生数が初めて100万人を割って、少子化の進行が鮮明となりました。

人口減少、少子化が進んでいる。

上念さん、これ、どうご覧になっていますか?

上:

これ、デフレによって加速された側面が強いですよね。

だから、「未来にツケを残すな」と口でばっかり、言っている人たちが居て、「増税しろ、増税しろ」と言っているんですが、結局、増税する事によって景気が悪くなって、むしろデフレ的な基調を強める分けです。経済は。

結果的に増税は、少子化の原因になっていると言えなくも無いので、言っている事と、やっている事がメチャクチャなんですよ、石破茂って人は。

寺:

え!?ちょっと待ってください。

上:

今のは全部、石破批判です。

寺:

え!?あっあっあ~っ、そうですか。

上:

石破さんに代表される、いわゆる緊縮派の意見って言うのは全部そうです。石破さん一人じゃないですけれどね。小泉進次郎さんだって、民進党だって、まぁ岸田さんだって全部そうです。

緊縮派の言っている事は、全部こうデタラメなんです。

結局、そう言うのが、世界的には「ふざけるなー!」って事になって、メイ首相は大惨敗しました。

オランドも全然ダメでしたね。

マクロンもフランス圧勝して。

地球外生命体と言われているメルケルさんですらね、なんと大型減税を発表をとね。ドイツでね。

クルーブマンが言っていたんですよ、地球外生命体だと、あいつらアナザーユニバースに住んで居ると言っていましたからね。

その緊縮大好き、ドイツですら、今、大型減税を発表するこのご時世にね、アベノミクスは上手はいっているんですよ、水準的にはね。

だけど、やっぱ、もっと加速出来るはずなんです。

人間はやっぱね、ジェットコースターの様に加速しているGを感じているので、

あの~、様は、巡航速度で、バックしていないってだけじゃダメなんですよ。

80km/h巡航じゃ駄目なの。

80km/h、90km/h、100km/h、120km/hと、どんどん、どんどんと早くなんないと感じないんですね。

変化をね。

その変化を感じさせる努力を怠ったと言う点で、今回、そのまぁ安倍さんが、加計学園みたいなやつにね、あんな報道なんかに引っかかっちゃうのが、そこの不満なんです。

そこの不満がベースに有るから、あのしょうも無いモノにみんな、引っかかっちゃうので、そんなもの言っていないで、働いた方が早いじゃん。みたいな世の中を作んないとダメですよね。ハイ。

寺:

人口減少、進む中、東京都の人口は、前の年に比べて、77,400人増えています。

東京一極集中に歯止めが掛からない傾向も、これで鮮明となったと。

東京一極集中に歯止めが掛からない分けなんですね。

上:

なんで、歯止めしなきゃいけないんですか?

それは、これだけ新幹線作ったら、歯止めかかんないですよ。

ストロー効果と言ってですね、便利になったら、よりチャンスの大きい所に、人が流れる。以上です。

悔しかったら、地方でも、もっと、チャンスを作ってみな。って感じなんですけれど。

シャッター通りに行けば分かるんですけれどね。

シャッター通りで、ここ良い場所が有るなと思って、すみません、ココでチャレンジしたいんで、貸してもらえますか?って言うと、不動産オーナーは何て言いうと思います?

いや、貸しません。

寺:

え!?貸さないんですか?

上:

いや、貸しません。って。

家賃幾らなんですか?って聞くと、もうバブル期の2倍みたいな。

え~なんで~!?って聞くと。

うち、困っていないんで。って始まるんですよ、あいつら。

全部それですよ。

わたし、地方に行って公演してるんですけれど「シャッター通りの出来る原因これでしょう。」って言って、全員「そうです」「Yes」高須クリニックって感じで、全員「Yes」

寺:

高須クリニックは関係ないかと・・・

上:

全員「Yes」って言います、本当に。

だから、結局、チャンスが無い所に人は集まらないので、悔しかったらチャンスを広げてください。と言う話を、地方でしているんです。

なんかもう、駅前の商店街もシャッター通りになっているんだから、リスク取ればいいんじゃん。とね。

イオンに無いモノをやらせれば良いんだ。色々とね。

そしたら、イオンに出来ないモノ。

お酒

エンタメ

色々有るじゃないですか。

夜の色々

もし、大人の世界

そういうのを、やったら良いんです。

寺:

そういったら、その地域、盛り上がって行きますよね。

他の所からも、ちょっと、行って見ようかなという気持ちにも、なるんでしょうかね。

上:

実際に、夜の人口動態はですね、熊本が今、元気だったりしますからね。

熊本の夜は、ご存じの通り、大フィーバーですから。

また、いいですよ~、是非行って見てください。みたいなね。感じなんですけれど。

中州なんかも大人気ですよね、九州のね、福岡ね。

そう言う、なんか、やり方が有るので。

なんか、そう、人口減った、減った。って言って、なんか全部人口のせいだって言うと、なんか、官僚も責任とらなくって良いし、商売やっている奴も言い訳になるじゃないですか、そうじゃないんですよ。

減ったなら、減ったなりにやれば良くって、だって、大東亜戦争終結時には人口8千万しか居なかったんですよ。

明治維新終結後は3500万しか居なかったんですよ。

そっから明治維新達成して、戦後も高度経済成長をやったわけでしょ。

未だ、一億人以上いるんだから、あなたがた何を言ってんの?

寺:

でもね~、人口減少で、人手不足だ~っても、言われている分けですよね。

上:

人手不足は、人口減少と言うよりも、アベノミクスのせいですよね。

まぁあの~、アベノミクスがこれだけ、盛り上がって、ですね、人が足らないんですが、楽して儲かる公的部門に馬鹿みたいに人が居るんですよね~。

こう言うのはスリム化して、ですね労働市場に人が出て来てもらわないとイケないかなと思うんです。

今日は色々暴論を言いますが、敢えて言うとですね、市役所とかね、ATMみたいなのを100台位置けば良いんじゃないですか?

これでなんか、1/3位に減らせれると思うんです。人をね。

住民票とか出すのって、これから、住民基本台帳をコンビニで出せるようになりますよね。
マイナンバーカードが有ると、コンビニで住民票を出せるようになりますけれど。

ああいう、省力化、IT投資みたいなのをガンガン進めれば、人手不足と言う状況を改善して。

寺:

この前、市役所に行ったら、手厚くやってくれまして、ありがたいな~って。個人的には~。

上:

いやいやいや、そういう時代じゃないんです。

もう、省力化、徹底的にやっていくと、IT投資も盛んになるし、世界的に経済成長していくと、どうしても少子化、高齢化して行くので、日本の先行事例として色々扱えたりとかもしますので、是非やってほしいと思います。

やはり、チャンスは多ければ多いほど良いですよね。

ところで、紋別地区でチャンスはどうでしょうか?

人口が減少している以上、パイも少なく、チャンスが限りなく少ないと思う、今日この頃だったりします。