令和4年12月26日西興部村2ヶ所の施設で虐待
令和4年12月26日西興部村2ヶ所の施設で虐待
●「障害者支援施設清流の里」で
NHK NEWS WEB より
西興部村の障害者支援施設で職員6人が入所者に虐待
12月06日 17時46分
オホーツク海側の西興部村にある障害者支援施設で、ことし5月から6月にかけて6人の職員が入所者に対し、裸で長時間放置するなどの虐待を繰り返していたことがわかりました。運営する社会福祉法人は、職員の処分を検討するとともに利用者の心のケアや再発防止に努めていくとしています。
入所者への虐待が明らかになったのは、西興部村にある知的障害がある人の支援施設「清流の里」です。
運営する社会福祉法人によりますと、ことし6月、施設での虐待の通報を受けて村や道が職員への聞き取りや防犯カメラの映像の確認を行いました。
その結果、ことし5月から6月にかけて、施設の男性職員6人が入所している男性13人に対し、身体的な虐待や心理的な虐待をあわせて38件行っていたことが確認されたということです。
具体的には、▼入所者を裸で長時間放置したり、▼器からこぼれた食事をそのまま食べさせたり、▼硬直している車いすの入所者の体を無理やり動かしたりする行為が行われていたということです。
6人の職員は道などの聞き取りに対して虐待の事実をほぼ認めているということで、施設は4日、入所者の家族向けの説明会で虐待の内容を報告しました。
運営する社会福祉法人は職員の処分を検討しているほか、今後、弁護士や学識経験者などを含めた「虐待検証委員会」を設立して原因の究明や再発防止策を検討するとしています。
運営する社会福祉法人「にしおこっぺ福祉会」は、「利用者とその家族に大変ご迷惑をおかけしました。利用者の心のケアや職員の研修をやり直し、再発防止に努めていきます」と話しています。【施設長は】
障害者支援施設「清流の里」の菊川博幸施設長は6日午後、NHKの取材に対し、「施設での虐待によって利用者や保護者に心配や迷惑をおかけし、施設管理者として深く反省しており、おわびを申し上げます。家族説明会では『信用して預けていたのに』という意見ももらっており、信頼を失墜させてしまったので、今後、第三者を入れた検証委員会を立ち上げて専門家の意見をもらって職員や利用者のケアを進め、信頼回復に努めていきたい」と述べました。【入所者の家族は】
障害者支援施設「清流の里」に家族が入所している女性がNHKの取材に応じました。
今回、女性の家族に対する虐待は確認されませんでしたが、施設の一連の対応に強い不信感を抱いています。
女性は、「10月ころから、職員から『ひどいことが起きていて問題になっている』と聞いていましたが、どの職員も保護者の方には言えないと話していました。入所している家族と面会しても最近は無表情で、なにかあるのではという不信感を持っていたやさきの今回の出来事でした」と施設の対応に不信感を持っていたと話しました。
その上で、4日に開かれた入所者の家族向けの説明会について、「参加者の中には、『食事を飲み込む前に何度も口の中に入れたのは本人が吐き出したから良いが吐き出せなければ窒息死していた』と怒っている人もいました」と当時の様子を証言しました。
今回明らかになった虐待について、「13人に対する虐待はあまりにもむごいと思いますし、人として当たり前のことや障害者の立場になって物事を考えることができれば、こういったことは起きないと思います」と施設に対する憤りをにじませました。
そして、「今後、施設は改善に向けて取り組むと思いますが、教育をしっかりし直さないとすぐに改善されるとは思いません。行政も施設任せにせず、一体となって改善に取り組んでほしいですし、家族としてできる協力はしていきたいです」と話していました。【道は年内めどに行政指導へ】
障害者支援施設「清流の里」を所管する道のオホーツク総合振興局は、先月21日と22日に施設の監査を行いました。
総合振興局によりますと、職員は当初の聞き取りに対して、入所者を裸で長時間放置していたことについて、「服を脱いでしまう人がいるのでしばらく放置していた」などと話したということです。
また、硬直している車いすの入所者の体を無理やり動かしたことについては、「ストレッチの意味合いでサービスの一環としてやった」などと話したということです。
総合振興局は監査の内容を精査して施設を運営する社会福祉法人に年内をめどに指導の方針を示し、改善報告を求めることにしています。
オホーツク総合振興局では「施設で行われていた虐待は甚だ遺憾だ。施設が原点に立ち返って適切なサービスをしてもらえるよう指導を行いたい」と話しています。虐待判明した西興部村の障害者支援施設で職員が入所者に暴言
12月15日 15時15分
先週、入所者への虐待行為が明らかになったオホーツク海側の西興部村の障害者支援施設で、今月、職員1人が入所者に暴言を吐いていたことが新たにわかり、施設はこの職員に対し無期限で出勤しないように命じました。
西興部村の障害者支援施設「清流の里」によりますと、今月10日、男性職員が夕食の時間に部屋から出てこなかった入所者の男性に「早く部屋から出てこい」と複数回どなったということです。
その後、入所者の男性が別の職員に訴えたのを受けて、施設が聞き取りを行ったところ、男性職員は事実関係を認めたということです。
聞き取りに対し、この職員は「ほかの入所者の食事の介助もしていて忙しかった」と話したということです。
これを受けて、施設は男性職員に対し、今月12日から無期限で出勤しないように命じました。
この施設ではことし5月から6月にかけて6人の職員が入所者を裸で長時間放置するなどの虐待を繰り返していたことが今月明らかになり、今回、暴言を吐いた職員はこのうちの1人だということです。
「清流の里」では今後、外部の専門家などでつくる検証委員会で再発防止策を検討するとしています。
西興部村は「改善に向けて動きだそうとしているさなかの出来事で残念だ」と話していて、今後、詳しい実態の把握を進めることにしています。“虐待繰り返す” 西興部村 障害者支援施設職員6人懲戒解雇
12月26日 21時03分
オホーツク海側の西興部村にある障害者支援施設「清流の里」を運営する社会福祉法人は、施設の職員6人が入所者に虐待を繰り返していたとして、6人全員を懲戒解雇処分としたと発表しました。
西興部村にある知的障害がある人の支援施設「清流の里」では、ことし5月から6月にかけて、施設の男性職員6人が入所している男性13人に対し、裸で長時間放置したり、器からこぼれた食事をそのまま食べさせたりするなど、身体的・心理的な虐待をあわせて38件、行っていたことが道や村の調査で確認されました。
これを受けて、運営する社会福祉法人「にしおこっぺ福祉会」は26日、懲戒処分の委員会を開き、この6人の職員について全員を26日付けで懲戒解雇としました。
また、監督責任として、施設長と総務課長の2人を来月から3か月10%の減給とする懲戒処分を行ったということです。
「にしおこっぺ福祉会」の松岡晃司理事は「2度とこういうことが起こらないよう、研修などを行って、再発防止に努めていきたい」と話していました。
●「特別養護老人ホームにしおこっぺ興楽園」で
NHK NEWS WEB より
特別養護老人ホーム入所者80人の裸の写真撮影 虐待行為と認定
2022年12月13日 18時28分
北海道の西興部村にある特別養護老人ホームで、職員がけがの有無を確認するためとして入所者80人全員の裸や下着姿の写真を撮影し、調査を行った村が虐待行為と認定していたことがわかりました。
入所者への虐待行為が明らかになったのは、西興部村にある特別養護老人ホーム「にしおこっぺ興楽園」です。
村と運営する社会福祉法人「にしおこっぺ福祉会」によりますと、去年3月19日から3日間にわたって、職員がけがの有無を確認するためとして入所者全員の60代から90代の男女80人について、裸や下着姿の写真を160枚以上、撮影したということです。施設の入所者が骨折する事案があったため施設長など幹部職員6人が入所者全員を撮影することを決め、ほぼすべての職員にあたるおよそ30人が関わって、拒否する入所者についても撮影したということです。
撮影が終わった翌日の去年3月22日に入所者の関係者から村に情報提供があり、村と道が聞き取り調査を行った結果、ことし5月「本来必要のない写真撮影を行い、入所者の尊厳を著しく損なった」として虐待行為に認定しました。
「にしおこっぺ興楽園」の松岡晃司施設長は「入所者に対して配慮すべきだった。大変申し訳ない。利用者に安心、安全に過ごしてもらえるよう、研修を通じて対策を徹底したい」と話しています。
運営する社会福祉法人では先週、別の障害者支援施設でことし5月から6月にかけて、職員が入所者を裸で長時間放置するなどの虐待を繰り返していたことが明らかになっています。
近くに住む70代男性「直すべきところは改善してほしい」
施設の近くに住む70代の男性は「悪い評判を聞いたことがなかったので、ニュースを見てびっくりした。入所者を裸にして撮影するというようなことはあってはならない」と話していました。一方で、施設は村内で数少ない特別養護老人ホームで村に必要なものだとして「しかるべき指導を受けて、直すべきところは改善してほしい」と話していました。
菊池村長「誠に遺憾で大変残念」
村内の施設で虐待行為が相次いだことについて、西興部村の菊池博村長が取材に応じ「誠に遺憾で大変残念に思っている。利用者および家族の皆さんには、私からも深くおわびしたい」と述べました。そのうえで今後の再発防止に向けて「運営する社会福祉法人が中心になって、利用者が安心安全に生活ができるよう、私から強く要望したい。村も協力しながら一緒になって、今回のことについて対処していかなければならないと思っている」と述べました。
西興部村「大変遺憾だ」
聞き取り調査を行って虐待行為と認定した西興部村は「大変遺憾だ。社会福祉法人には利用者が安全、安心に過ごせるよう対策してもらいたい」とコメントしています。一方、関係者の情報提供から虐待行為の認定まで1年余りかかったことについては、新型コロナウイルスの影響で調査が長期化したためだとしています。
「にしおこっぺ興楽園」とは
虐待が明らかになった特別養護老人ホーム「にしおこっぺ興楽園」は1988年に設立され、現在は、およそ80人が入所しています。施設のホームページには基本理念として、「私たちは『お年寄りは障害にかかわらず、人として尊ばれる』この人間としての権利を根底に捉えた介護を具体的に実現します」と掲げています。そして、具体的な介護方針については、「利用者一人ひとりが自分らしく自立した暮らしができるように、人間性を尊重し、尊厳ある人生を支援します」と記しています。
松岡施設長「入所者に配慮が足りなかった」
「にしおこっぺ興楽園」の松岡晃司施設長が取材に応じ、入所者全員の裸や下着姿を撮影したいきさつや、今後の対応について説明しました。この中で当時のいきさつについては、骨折した入所者をふだんの確認作業で見落としたことから、幹部職員が会議を開いて撮影することを決めたものの、その際に入所者に配慮した撮影方法などを検討しなかったことが問題だったという認識を示しました。
また、当時の状況については「職員の中には『これはダメではないか』という人もいたが、それが上に伝わらなかった。全身ではなく、手や足などを部分的に撮る方法もあったので、配慮が足りなかったと思う」と述べました。
そのうえで、職員が入所者に嫌がらせをする意図はなかったと説明し、虐待行為が指摘された去年3月から4月にかけて利用者や家族に謝罪したほか、職場内の研修を進めて再発防止に努めていると述べました。
松岡施設長は「今回の件を受けて意識改革を進めている。今後は法人として管理指導をしっかりして、こういうことがないようにしたい」と話しました。
松野官房長官「あってはならず大変遺憾」
松野官房長官は、午後の記者会見で「虐待はあってはならず大変遺憾だ。現在、厚生労働省が北海道庁に事実関係を確認中だが、北海道庁がすでに介護保険法に基づく指導や監査など必要な対応を行っていると聞いている。今回の事案についても北海道庁の対応を踏まえて必要な対応を講じていく」と述べました。
上記の施設は共に「社会福祉法人にしおこっぺ福祉会」が運営しているものです。
年末に胸糞の悪い事件が西興部村で発生していたのが明らかになった様です。
西興部村では老後地獄の様相を呈している気がします。
明らかになった事件ですらこの様な大量の被害者を出しているのですから、もっと隠れた酷い虐待とかも有ったのでは?との疑念が生じますね。
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