令和4年12月8日紋別市内で発生した事件で贈収賄被疑者を逮捕(捜査第二課など)

令和4年12月8日紋別市内で発生した事件で贈収賄被疑者を逮捕(捜査第二課など)

北海道警察HPより

 捜査第二課などは8日、令和3年4月から同年8月までの間に公務員がその担当すべき職務に関して請託を受け、賄賂を受け取った地方公務員の男(50歳)を収賄で、賄賂を渡した会社役員の男(58歳)を贈賄で逮捕した。

NHK NWES WEB より

避暑地化推進委託事業で汚職か 紋別市幹部職員を収賄容疑逮捕

紋別市が発注した業務委託事業をめぐり、市の幹部職員が特定の業者に受注させようと有利な取り計らいをした見返りに賄賂を受け取ったとして、受託収賄の疑いで警察に逮捕されました。

受託収賄の疑いで逮捕されたのは紋別市の観光連携室長、岩井智広容疑者(50)です。
また、警察は、賄賂を渡したとして東京に住む旅行コンサルタント会社役員で市の元幹部、中島和彦容疑者(58)を贈賄の疑いで逮捕しました。
警察の調べによりますと、岩井室長は去年、市が発注した避暑地化を推進する計画の業務委託をめぐり、特定の業者に受注させるため有利な取り計らいをした見返りに中島容疑者から現金18万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。
警察は8日朝、岩井室長らに任意同行を求めて事情を聴き、その後、逮捕しました。
2人の認否については明らかにしていません。
紋別市は、涼しい気候や豊かな自然を生かし夏場の避暑地としてPRを推進していて、岩井室長は紋別空港周辺にある観光関連施設の整備業務などを担当していました。
また、中島容疑者は去年3月まで岩井室長の前任者として市の観光連携室長を務めていたということです。
警察は、賄賂がやり取りされた詳しいいきさつや癒着の実態について解明を進めることにしています。

【紋別市長が会見】
幹部職員の逮捕を受けて、紋別市の宮川良一市長は8日午後4時から記者会見を行いました。
この中で宮川市長は「職員が逮捕され、市民の信頼を揺るがすことになったことは誠に遺憾であり、深くおわびを申し上げます。今後の警察の捜査状況を見守りながら、事実関係を確認し、厳正に対処してまいります。また、公務員倫理の順守と再発防止に取り組み、引き続き市民の信頼回復に努めてまいります」と述べました。
紋別市では今後、事実関係を確認する調査を始めるとしています。

【市役所など捜索】
幹部職員が逮捕された紋別市役所には8日午後6時前、警察の捜査員およそ10人が捜索に入りました。
また、中島和彦容疑者が副社長を務めている紋別観光振興公社が入る建物にも同じ時間に複数の捜査員が捜索に入りました。

STVニュース北海道 ユーチューブチャンネル より

この事件に対するコメントを見てみると「たった18万円で人生をダメにするなんてビックリ。」という感想が述べられていたりしますが、観光業界においてキックバックは普通の行為なので、受注金額1430万円の委託契約を結んだのでその1%+αを渡したのは普通なのです。

ただし、渡した相手が公務員である以上は贈収賄の罪に問われ、お縄を頂戴する事になったのは当然と言えば当然の結果なのかも知れません。

観光業界では普通に土産物店にバスが来ますが、その際に土産物店は紙袋に現金が入った物を、添乗員さんに渡す。そんなキックバックは普通に行われていると聞き及んでいます。

普通に雇用されていだけの労働者であるならば、その様な汚い世界は知らないのかもしれませんが、この日本でも目を向ければ汚い事が横行している。そんな国なのです。

汚物に塗れた人間が横行する地域や国にするか、それとも、もっと健全性を高めた地域や国にするのかは、地域住民や国民がどの様にしたいのか、はっきり被選挙権者等に求めて、投票していく事が必要な気がします。

中島和彦容疑者を紋別市役所に積極的に登用しなければこの様な事件に発展しなかった可能性を考えると、現市長である宮川良一の責任は重大な様に思えます。